海外進出を自社のみで挑戦し、失敗

 ある事業で海外進出を試みたものの、失敗してしまった・・という方からお話を伺いました。

お話を伺ってみて、なんとも勿体ない・・けれども実際にこういったケースはよくあり得るのだろうな・・という内容の体験談です。ぜひ参考になさってみてください。

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 事業拡大・競争力の向上を目指し海外で製品を生産し、輸入するというプロジェクトに携わりました。

 経営層からの指示は、ターゲットは韓国と台湾で、現地調査から委託企業の選定から契約まですべて自社で行うというのもでした。
そのために、1年前の新卒採用でそれぞれの国で育った留学生を採用しました。
そして、日本で交渉先の企業を選定し、韓国では数社アポイントも取れ、役員と新卒採用の社員が現地調査と交渉に向かいました。交渉では挨拶と簡単な条件の提示程度だったようで、反応が良かった企業とは具体的な話はメールと電話で詰めるとなったようでした。結局数社のうち価格の具体的な交渉まで進んだのは1社だけで、その1社も数回のやり取りのみで返事がなくなりました。
結果的に失敗となってしまい、会社の方針から一旦保留となりました。

 失敗した原因というのが、単純に言葉が話せる、理解できるという人材を交渉の窓口に立たせたことです。社会人経験も少なく、通訳として会社の意図等が交渉相手に正確に伝わらなったり、その逆もあり意思の疎通が正確にできませんでした。
単純な通訳だけでは今回のように失敗に陥るケースは多々発生する可能性があります。交渉相手に送るメールも日本語では書けますが、翻訳後が正確にこちらの意図が伝わるものなのかが判断がつきません。特に自社のみで完結させる場合は、専門家に依頼する場合の数倍準備が必要となると感じました。

 今回のケースのように、そもそもサービスや事業が悪い、海外の市場やニーズにそぐわない・・わけではなく、単純なコミュニケーション(しかも言語)の問題で頓挫する・・これは非常にもったいない事態です。ビジネスにおいてはコミュニケーションが非常に重要です。言葉の壁は確かに存在しますが、決してクリアできない問題ではありません。これから海外進出を検討される方は、こういった言葉の壁を事前に十分準備をしてください。せっかく良い商品を作ってもこんな理由で夢を諦めるのはとても残念でなりません。
言葉の壁、コミュニケーションの壁は決して容易な問題ではありませんが、現地パートナーとうまく連携するなど必ずクリアできる問題かと思います。

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