JeS[ʈꗗ: こんな会社は強い

初めての独立、オランダでのJapaneseマッサージ

 海外での生活はおろか日本でも経営経験がゼロ、英語も苦手・・だった方がオランダでビジネスを展開し、現在も軌道に乗った店舗運営をされている。

 お話を伺ってみると、確かに裸一貫で右も左も分からないのに情熱だけで単身オランダへ乗り込んだように思われがちですが、無意識に始めからきちんとコンセプトを掲げ、現地海外のマーケティングも実行し、地道な努力で着々と成功を掴んでいらっしゃるな・・というように思われます。

とても参考になりますので、ぜひ読んでみてください。

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 私はマッサージの技術だけを頼りにオランダで事業を行なっています。

 日本で5年ほどリラクゼーション業界で働いていた私は、独立を視野に入れていました。しかし日本におけるマッサージやリラクゼーション業界は飽和状態にあり、独立した者で成功する人はほんの僅かという厳しい現実がありました。

 そんな時、たまたまオランダの移民法が変わり日本人に優遇策を取っているとの記事を目にしました。オランダは以前旅行ですが訪れた事があったこと、オランダでも街にマッサージサロンはありますが、中国式やタイ式がほとんどで日本式を見かけなかったこと。これらの背景から、もしかしたら日本よりもオランダで日本式マッサージを展開すれば需要が生まれるかもしれない・・という想いに至りました。基本的に「日本」という響きに好印象や高品質というイメージを持っている外国人は多いと思います。その為かどうか、初めて聞く『Japanese massage』に興味を持ってくれる人が多い気がします。

 思い立ってからは、すぐにインターネットで情報収集をし、現地の移民弁護士とコンタクトを取り、即座に起業及び移住を決断しました。早く決断したのは経済問題や移民問題で揺れるヨーロッパなだけに、いつどのように移民法が変わるかも分からないと危惧したからです。一番厄介ともいえる滞在許可などの手続き関連は前述の移民弁護士に依頼したため、自分自身はほぼノータッチで大丈夫でした。

 住居や店舗探しから始め、他のマッサージ店の有無や価格設定などは、ほとんど現地に行ってから行ないました。もちろん事前にインターネットで調べられることは調べておくに越したことはないですが、情報が古かったり正確でなかったりするケースもあるので、結局は自分の目や耳、足で確かめるのが一番だと実感しました。

 オランダは先進国なだけあり物価もそれなりに高いです。そのため、まずは店舗を持たず出張マッサージとしてビジネスを開始することにしました。住居兼店舗とするのが理想ではあったのですが、自治体のルールやオーナーの意向などにより全ての住居でビジネスができるわけではなかったからです。この辺りはやはり最初から100%を求めているとなかなか前に進まない事があるので、ある程度の柔軟性や妥協が必要なのではないかと思います。
 
 お店の宣伝や集客については、Facebookで宣伝をし、知り合ったオランダ人に口コミを広げてもらうような形で、広告費はほぼゼロでスタートしました。かかった費用と言えば自分で作成したメニュー表のコピー代ぐらいですね。この辺りはもっとお金をかけてでも宣伝をし、一気に顧客を確保するといった方法でもいいと思います。結果的に私はお金をかけなかった分、顧客確保に時間もかかりました。

私が宣伝にお金をかけなかったのは、マッサージの事業が維持費をほとんど必要としなかったからでした。例えば食品を扱っていたり店舗を持っているようなサービスだと、当然維持費がどんどん負担になってきますよね。その点店舗を持たない出張マッサージという形であれば、自分の生活費以外にかかる費用がほとんどないため、焦らずにじっくりと顧客確保に専念できたわけです。

  海外はおろか日本でも起業経験がない私には全てが初めてのことだらけでしたが、現地で知り合いが増えてくることで大きな助けになりました。オランダの公用語はオランダ語ですが、オランダ人の多くは流暢すぎるほど英語を話すのでとりあえず英吾ができればコミュニケーションは問題ありません。まあ私の場合その英語も苦手ではありました・・。ただ言葉の壁は、正直後から何とかなると思います。
 国や国民性によって初めての物やサービスに対し懐疑的な場合もあれば、好意的な場合もあるでしょう。その点においてオランダはかなりオープンだと思います。その甲斐あってか、私の始めた日本式マッサージも何とか順調に軌道に乗っています。オランダはその文化や国民性からも新しいビジネスを始めるのにチャレンジのし甲斐がある国だと思っています。

世界で10億本以上も売れている日本発・消せるボールペン

近年のグローバル化とともに日本からも様々な製品やサービスが海外進出しており、中には世界最高品質という評価を得ているプロダクトも多く存在します。その一つが「文房具」。

 私たちが日々何気なく使っている日本製の文房具は、使いやすさやデザインに対する細部へのこだわり、製品の種類の豊富さなどで世界に類を見ないほど洗練されており、海外でも高い人気を得ていることをご存知でしょうか。

日本では大手からベンチャーまで様々な文房具メーカーが、便利さ、使いやすさを追求した製品開発に日々取り組んでおり、次々と新しい製品がリリースされています。矢野経済研究所による「文具・事務用品市場に関する調査結果 2015」によれば、2014年度の国内文具・事務用品市場は4,662億円もの規模だったということです(※1)。

線が太くならずに快適な書き味を保ち続けるシャープペンシル、軽い力でたくさんの紙をとじられるホッチキスなど、日本製の文房具には単に「書けるだけ」「使えるだけ」に留まらない創意工夫が溢れています。開発者の使う人に対する並々ならぬ配慮が高い付加価値を生み出し、世界の人々の心をも惹きつけているのですね。

近年、海外進出を果たし、現地マーケットからも評価を得ている文房具で、温度変化によってインクを消すことができる、株式会社パイロットコーポレーションの「フリクション」シリーズがあります。いわゆる「消せるボールペン」ですね。登場した時には、その斬新さに目から鱗だった方も多いのではないでしょうか?こちらは2006年に日本国内に先駆けてヨーロッパで発売を開始し、大ヒットとなりました。以来、日本でも発売を開始、販売数を伸ばし続け、2014年3月末時点で世界での累計販売本数はなんと10億本を突破しているということです(※2)。

高機能という面だけでなく、環境への配慮がなされた製品が揃っていることも、日本の文房具市場の誇るべき特徴でしょう。何度もリフィルを詰め替えて快適に使い続けることができる筆記具はもはや当たり前のものとなっていますし、針を使わずにとじることのできるホッチキスのようなアイデア製品も数多く店頭に並んでいます。文房具・事務用品の大手メーカー、キングジムのペーパーレスでメモをとることができる電子メモパッド「ブギーボード」など、各社が文房具とデジタル技術をうまく融合させた新たなツールの開発にも力を入れていて、従来の文房具という概念を超えるようなイノベーティブな製品が次々に登場しています。

日々進化を続ける日本の文房具の世界。IT技術の進歩と普及が進み、デジタル全盛とも言われる時代に、私たちの国がなお世界中の人々に支持される製品を生み出し続けることができているという喜ばしい事実は、日本人の「使う人を想い、利便性や快適さをどこまでも追及する」という他者への配慮や想像力、実直な開発者魂を物語っているようで、誇らしい気持ちにさせてくれます。

高品質な日本製の文房具が世界に広まっていくということは、世界全体の人々の暮らしがより便利に・豊かに・快適になっていくことを意味します。そのことに思いを馳せると、1本のペンで快適に文字が書けるという当たり前のことでさえ、とても特別な体験のように感じられます。

 ちなみに、なぜこのフリクションインキは国内に先行してヨーロッパで発売をしたのでしょうか?国内よりも先に海外進出を果たしたことになります。これは当時パイロットコーポレーション・オブ・ヨーロッパS.A.(フランス)の社長兼CEOを務めたマルセル・ランジャールによる成果だそうで、彼は「ヨーロッパの筆記具市場に最も精通している人物」として、その手腕がきわめて高く評価されていた方だそうです。彼の一流のセールス&海外マーケティングの成果と日本の技術が融合しこのようなイリュージョンを実現させたわけですね。

<データの出所>

※1:株式会社矢野経済研究所「プレスリリース 文具・事務用品市場に関する調査結果 2015」(https://www.yano.co.jp/press/press.php/001485)より
※2:フリクション公式サイト「開発の歴史 こすると消える「フリクション」の物語。」(http://www.frixion.jp/story/)より
※小学館「BOOK People」書いた!こすった!消えた! 世界で10億本を売った「消せるボールペン」開発物語(http://bp.shogakukan.co.jp/takita/pilot_010.html)より

船舶用プロペラのトップシェアを誇っている企業_ナカシマプロペラさん

日本の頑張っている企業を紹介します。

 岡山県岡山市に本社を置く船舶用推進機器メーカー「ナカシマプロペラ株式会社」さんは日本で船舶用プロペラのトップシェアを誇っている企業です。


 小さなものは直径20センチから、大きなものではなんと12mのプロペラまで製造する事ができます。
その様な大きなプロペラを作る事ができるのは世界的にみてもナカシマプロペラだけであり、海外進出も果たしていますが、世界でも船舶用プロペラトップシェアの会社であると断言できます。

元々は漁船用のプロペラを製造していたという事ですが、現在では漁船用プロペラはもちろん、
競艇用のボートやレジャー施設で使われるようなボート、自衛隊向けの潜水艦用プロペラまでも製造する事ができます。

プロペラの出来を左右する磨きの工程では、機械ではなく手作業でプロペラの凹みやゆがみなどを職人さんが丁寧にチェックして磨き上げて行きます。
機械での仕上げを行えば時間短縮、経費の削減にもなるかと思いますが職人さんの目と手で完璧に磨き上げることで製品の仕上がりは全く違ったものになります。
プロペラが回転した時に余計な泡が発生しなくなることから耐久性も高まるので、長く1つのプロペラを使って頂く事が出来ます。

 

ナカシマプロペラのプロペラは「一品受注生産」である為に模型などを使って製造するわけではありません。
高度な職人のスキルと最先端のデジタルテクノロジーの融合で完璧な製品を日々作り上げています。
デジタル技術がどんなに進んでも、製品を生産する上で職人のスキルは必要不可欠なものであり、
ナカシマプロペラの宝の1つはそういった職人そのものであるといえます。

 私はドラマ「下町ロケット」が大好きです。好視聴率・好評価でしたのでご存知の方も多いでしょう、下町ロケットとはその名の通り下町の無名な製造会社がその技術と情熱を持って世界に誇る日本のロケットビジネス、しいては最先端の医療ビジネスに挑んでいくという物語です。元々大手の重機製造業者に勤めていたロケット部品の技術者が実家を継いで再建をはかるのですが、最初は「とことん技術を突き詰める」「最先端ロボットにだけ頼るのではなく人の手..職人の技術を守る」という姿勢から経営が圧迫され現場とも衝突が絶えません。ですが、元々技術者としては一流であった社長のそのこだわりと、最後は情熱が大手や大きなビジネスを吸い寄せて、夢を叶えて世界と勝負をしていくという何とも夢があり壮大であり、でも人情味溢れ共感・応援せずにはいられないその世界観に引込まれる..そんな作品です。

 ナカシマプロペラさんの企業理念などを拝見していると、ふと下町ロケットを思い出してしまいました。通ずる世界観がありそうです。

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ナカシマプロペラ株式会社:http://www.nakashima.co.jp/index.html
・画像等ネットからお借りしております

インドで高いシェアを誇るスズキ自動車、その勝因は?

海外進出で成功している日本製品の代表例が、自動車です。

とくに知られているのが、トヨタ・日産・ホンダなどの自動車だと思います。これらのメーカーは、日本国内でもおきなシェアを誇る大企業でもあります。

しかしながら、人口11億人を誇る南アジアの大国インドでは、軽自動車やオートバイの生産で知られる「スズキ」が自動車販売シェアNo.1となっております。

トヨタやホンダが5%前後に対し、スズキのインドにおける自動車シェアはなんと2015年には半数近い47%もの数字を誇っております。まさに一人勝ち状態です。

スズキは、普通自動車や大型自動車の車種がそれほど多くなく、故に日本国内での自動車にしめるシェアもそれほど高くありません。

しかし、軽自動車では、ユニークな車種を数多く発表してた結果、近距離の買い物などに使う主婦層の間では人気があります。

では、そんなスズキがなぜインドではシェアNo1を誇っているのでしょうか?

 そもそも、スズキは海外における自動車事業は後発参入でした。スズキがインドへの海外進出を果たした1980年代当初は、アメリカやヨーロッパなどではホンダやトヨタが既に成功を果たしており、当時は既にそれらの地域への後発参入の余地が無かったと思われます。しかし巨大な人口を保有しつつもまだまだ自動車文化が浸透していないインドなら市場拡大の余地がありました。まさに参入のタイミングが絶好であった。これが理由の一つです。

どのマーケットに焦点を当てるか、海外マーケティングの読みが当たったとも言えるでしょう。

 もう一つは、インドではまさにスズキが得意とする、この小型軽量自動車がウケるマーケットであったということです。北米や欧米では大型車が人気であるのに対し、インドでは逆に軽自動車が人気を博しました。都市部の過密化や駐車スペースの減少、そもそも自動車保有の文化が希少であったこと、また日本同様にインドでは小型車は税制優遇が受けられる…などといった背景があったかと思います。

またスズキの自動車は、他のメーカーと比べても価格が低く手に入りやすいというのも特徴です。初めて自動車を運転する人にとって扱い易い軽自動車は性能面においてもインドの消費者の方から受け入れられたのだと思います。

 スズキはほかの東南アジアの国々にも、積極的に進出しています。とくに力を入れているのがインドネシアやマレーシアなどです。インドネシアは人口も2億人と多く、これから自動車の利用者が増えていくことが予想されます。どちからというと、日本の大手メーカーがそれほど力を入れていなかった市場でもあります。それは、これまで自動車の利用者が、それほど多くなかったためです。ただ、スズキは日本国内でも、それほど大きなメーカーではありません。それでも、目の付け所がよかったことで、これから成長が見込まれる海外市場で、高いシェアを獲得できそうです。

 日本では市場シェアが決して高くなく、またアメリカやヨーロッパ地域では既に後発であったにも関わらず、マーケットを変えるだけでニーズも大きく代わり成功を収めた素晴らしい事例ですね。

日本よりも海外で成功する、ホンダのアコード

日本の技術が海外で高い評価を得ていることは誰もが知るところではありますが、日本で作られたモノが日本国内より更に海外で売れ行きを伸ばす事もあるということはご存知でしょうか。

ホンダの乗用車アコードは、現在日本市場の売れ行きよりも海外市場での人気が非常に高く、特にアメリカでは毎月25000台以上を売り上げるベストセラーカーとなっています。

アコードは1982年に初めてアメリカで生産された日本車であり、その後も現地生産を続けています。現在のアメリカ仕様のアコードは4800mmを超える全長で、3.5Lエンジンと2.4Lエンジン、2.0エンジンのハイブリッドと、北米のみの扱いになっている2ドアクーペの3.5Lエンジンと2.4Lエンジンが存在しています。北米のニーズに合わせた改良をし続けていることが北米でアコードがトップセラーであり続けている要因でもあります。

また、小改良でスタイルを改良することも行われていて、最新モデルでは登場から3年で前後デザインの変更という大掛かりなデザイン変更が行われています。ホンダでリアランプのデザイン中心と言う珍しいデザイン変更をしたことがあるのはここ25年で2003年モデルのアコードのみとなっています。デザイン面での変更タイミングの巧みさもアコードの北米での成功の理由と言えるかもしれません。

アコードはホンダが排気ガスの規制のマスキー法を世界で最初にクリアーしたCVCCエンジンを搭載したことで環境問題に対しても代々先進的な位置にあり、90年代後半にも当時世界最高レベルだったカリフォルニアの排気ガス規制をクリアしたモデルを販売しており、2003年には北米専用のハイブリッド車を販売し、2013年に現在のハイブリッド車を発売していますが、基本のガソリン車の高速道路での燃費が非常によく、アコードよりだいぶ小型で燃費の良い1.5Lエンジンを積んだホンダフィットの北米モデルと2.4Lエンジン車では高速燃費で2割程度の差しかない数値を出しています。北米で人気の高い大型のV6エンジン搭載車でも馬力の必要ないときは3気筒のみ使用して燃費を向上させるシステムなどを搭載しており、さらに最新モデルでは燃費の良い直噴エンジンにアップデートするなど市場のニーズをテクノロジーでうまくつかんでいると言えます。

このように、時代背景を捉えつつ販売地域特有のニーズに知り、それに答える・・技術力は日本は世界に誇るレベルですから、その技術をもってしてニーズを捉えられればおのずと成功するという事例でもあります。

現地のニーズをいかに把握するか、これがキーであるとも言えます。

海外進出に障壁を感じますか?製品に自信があっても海外展開は・・という方こそ読んでください

ご存知でしょうか?

 昨年度、海外へ進出する日本人は前年比2.1%増の131万7,078人、日本企業は前年比3.7%増の7万1,129といずれも過去最高を記録し(外務省報道発表より)、またTPPの追い風もあり大企業のみならず中小企業・小規模事業者にも海外進出のチャンスは益々広がりを見せています。

 ここで岩手県二戸市にある清酒メーカーの「株式会社南部美人」をご紹介したいと思います。

 南部美人は明治35年、岩手県の最北端二戸市で創業された従業員30名、売上高5億に及ぶ老舗清酒メーカーさんです。100年以上もの歴史を持ち国内でもその品質には定評高い清酒メーカさんではありますが、 早々と国内市場の縮小に危機を覚えた5代目蔵元(代表取締役 五代目蔵元 久慈浩介氏)は海外進出を決断しました。創業以来培ってきたノウハウを活かし糖類無添加リキュール(製造特許)を開発し、地域資源の果実を活⽤した低カロリーで甘すぎないリキュールを全国でもいちはやく世界へ向けて販路を拡大していきました。時は1997年、19年前に遡ります。100年も続く経営の歴史がある蔵元だからこその英断であったと言えるのではないでしょうか。

 当時、時代は21世紀のアメリカでの日本食ブームを発端に日本食への関心が世界中で高まりを見せておりました。そういった背景も味方につけながら蔵元が行った様々な地道な努力の結果、南部美人は徐々に知名度と販売数を伸ばしていきます。たった30人の従業員数でありながら、今ではアメリカやイギリスを始めとする世界28カ国にまで輸出先を拡大し 1997年〜2004年にはモンドセレクションで8年連続金賞以上を受賞するなど世界からその品質を認められる存在にまで成長を遂げます。蔵元は今後、日本のみならず世界各国で日本酒の普及を目指し、アフリカ大陸などこれまでに取引の無い国や地域にも販路を拡大し、酒造業界の全体を盛り上げると高い目標を掲げて現在も邁進されているようです。
(参考 南部美人HP:http://www.nanbubijin.co.jp/tsumikasane/challenge/)

 私は、この南部美人に海外進出の真髄を感じております。

 よく経営者の方々と話をさせていただくと、目標の為に障壁があることは当然でそれをいかにクリアしていこうかを考える方と、障壁に尻込みをし理想を夢物語で終わらせてしまう方とがいらっしゃいます。海外進出は中小企業〜大手企業が行うものだという先入観から諦める方もいるでしょう。
南部美人の5代目蔵元はまさに前者の方ですね。高い志と持って、早くから海外への挑戦を決意し 言葉の壁、文化の壁(海外における日本酒の認知度はまだ低い時代など)を情熱を持ってクリアしていき夢を実現へと導き更なる高みを目指しておられます。

 私の周りの海外で成功をされている経営者の方々もまさに同じ、情熱と行動力で障壁を打ち壊してきた方ばかりです。
言い換えれば、良い商品とそれを売っていきたいという情熱さえあれば、言葉や国境の壁は 実はさしたる壁ではないのです。
先人からは多くを学べるという好例ですね。

有能な女性が仕事を続けられるためには

日本はまだまだ女性が結婚すると退職という風潮があります。
いくら優秀な人材であっても今の日本で子育てをしながら仕事を続けるのは至難の技と言っていい位です。

勤続10年以上でスキルもあり、有能な女性であっても辞めざるを得ない状況・・・。
その一番の原因はやはり子育てにあるのではないでしょうか。

まず、保育所の数が足りません。これだけ少子化が叫ばれているのにどういう事なんでしょうか。
高齢者には福祉は手厚いのに、これから日本を支える子ども達の事は全く考えられていないと言ってもいいでしょう。

企業にとってもスキルの高い女性に辞められると損失が大きいです。
新しい人を育てるにはお金も時間もかかってしまうわけですから・・・。
日本にとってもこれはかなり損失と言ってもいいでしょう。

大きな企業なら社内に保育所を設ける事も出来るでしょうが、中小ではそうはいきません。
やはり、これは日本の政府がお金をきちんと出して保育所などの整備をする必要があります。
極端に言えば、高齢者にかかっている医療費補助などを削減してでも子どものために使うべきです。

元気であるにも関わらず、医療費の補助があるばかりに病院へ行っている高齢者の多いのは事実です。

子どもを安心して預けられるような環境を作れば、有能な女性が仕事を続けられると確信します。

2014.07 (Azuki-LS)

人口減少の中での中小企業の人材確保

景気が回復基調になると、パートやアルバイトの人材不足が顕在化し始めました。これからの先を見越して非正規社員を正規化し、人材の定着確保を図ろうとする動きも活発になって来ています。政府も、女性にもっと活躍してもらい、就労人口減による経済成長の頭打ちを打破し、さらに社会保障の改善を図る効果をも上げようと真剣に考えだしています。


人材確保が困難になると、その煽りは真っ先に中小企業が受ける事になります。支払える賃金からいっても、大企業に抗して、人材を確保する事は困難なのです。


そんな中で、製造業の中小企業は、下請けからの脱却、生き残りを掛けた海外展開などの困難に立ち向かう必要があり、こうした困難を自分の子供に背負わせたくないとして、廃業する中小企業が増え続けています。


人口減少の中で、現在の日本の生活水準を維持するためには、国際収支の安定的黒字を確保し、海外を活用して富を日本に持ち帰る事が必須なのです。そのために、核となる貴重な製造技術を有する中小企業を廃業に追い込み、消滅させる事は、これ以上許されない状況なのです。


そのための人材として、大企業でビジネス経験豊富な60代の定年退職者と、大学生の活用をもっと積極的に考えるべきでしょう。


大企業のOBは、退職金を原資とした企業年金の支給を60歳から受けている場合が多く、継続雇用制度があっても、元の会社で働かず、早々とリタイア生活に入る人が多いのです。大企業の従業員であった人は、普通の年配者のようにパソコンスキルが無い人など殆どいません。また経理、人事、技術、生産技術、生産管理、海外展開(工場関連、営業関連)、国内営業、輸出など、様々な実務経験豊富な人材が、山ほど居るのです。


こうした人材のスキルや、働き方の希望を気軽に登録でき、必要な中小企業が期間限定で雇用できるシステムの構築が必要でしょう。今の公的な制度では、シニアのスキルと必要な企業をマッチングさせ、ビジネスの中核をサポートする人材を流通させる事には全く機能を果していません。この人材バンクを都道府県毎に設置する事を提案したいものです。


また、製造現場での臨時工として、工科高校、高専、大学の工学部の学生を活用する仕組みを構築するのも良いでしょう。選択科目として工場実習を単位認定している所もありますが、まだまだ不十分と言わざるを得ません。こうした実習生が、企業の重荷にならずに戦力化できる仕事も、こうした制度が定着すれば、考え出し利用する企業は必ず増えるでしょう。

実習生に勉学としての指導部分が重荷になるなら、実習生を活用している地域の何社かの企業で、先に提案した大企業リタイア組を講師として活用すると言った組み合わせも良いでしょう。


女性の戦力化を推進しても、中小企業の製造業には人材は廻って来ません。ここには、早急に別の人材確保の手を早急に打つ必要があるのです。

2014.06 (R2GG-LS)

営業補助のアルバイトをして

私は、知人の紹介で、某大手アパレルメーカーで、営業補助のアルバイトをしていました。20代後半のころです。

展示会場に、デパートみたいにブランドごとに次のシーズン用の飾りつけをして商品を並べています。それを、個人のお店のバイヤーさんが買い付けに来られるので、営業マンがお客さんについていたら、ブッキングして対応できないので私の出番なのです。どの商品が売れ筋か、この店の客層はどんなものかを考えてアドバイスします。もちろん、お客さんはプロですから、自分の店に合った商品を選んで帰られます。


お昼をまたぐと、上の来客食堂で、お寿司をご一緒します。その時はお客様もくつろがれており、身の上話やお店のお客さんの話をします。その時に、この店はどういうものをお勧めしたらいいのかを見極めます。それで、次のシーズンにまた、もし私がその店を担当した時に、前のシーズンに私がお勧めしたものが良く売れたと言われればとても誇らしいのです。


そして、その洋服を着て、リゾートにお客さんが出かけて行って褒められることもあるというのです。 その服どこで買ったの?と、ハワイで言われたらしく、「日本のブティックです。日本に来てください。」と、お客様は言われたそうです。

今その会社は中国と合併していますが、中国のパワーはすごいなと思います。

2014.06 (Sakurako-LS)

育成とチームプレイを重視する日本と、個人主義を基本とした成果主義の海外

今や日本でも個人主義や能力主義が叫ばれ始めて久しいです。が、本来日本の仕事に対する価値観は、個人一人の能力だけではなく、会社の従業員や経営陣が一丸となって力を合わせてひとつの仕事を達成するというものでした。

どんなに優れた人間でもたった一人のワンマンプレイでは仕事を完遂することはできません。 逆に一人ひとりの能力に偏りがあっても、チーム一丸となって協力することによって、そしてお互いの欠点を補い長所を伸ばしあうことによって、どんな困難も乗り越えていったのが、本来の日本人の姿なのです。

こういったチームプレイの概念は、特に新人を助け一人前の仕事人に育て上げていく際に非常に理に適っていたものなのです。

どんなに優れた社会人でも、社会に出始めたころの新人時代は、同じ職場の先輩たちに助けられて成長していきました。
 
新人育成とチームプレイを重視する日本企業と、海外の個人主義を基本とした成果主義では、根本的な部分からして違うために、むやみに外部の価値観を日本の仕事の現場に考えもなしに導入し続けていく企業が増えていった結果、現在の日本企業は企業全体で人材を育てていくと言う一番大切な部分を見失っていってしまったのです。

私は小さいながらデザイン事務所を経営しているのですが、新人にいつも言っていることは、欠点を補うことよりも長所を伸ばすことに専念しなさいということです。 例え欠点があったとしても、複数の人間が集まって仕事をすれば、誰かが誰かの欠点を補ってくれるのです。

確かに何でもこなせる人間ならばどんな仕事にも対応できますが、一人ひとりの人間のキャパシティには限界があるため、その能力の総量は自ずと決まっていってしまいます。 ならばたったひとつの能力に全部注ぎ込めば、その道では誰も敵うことのできない人間に育っていくのです。

色彩能力に優れた人材、無機質のデザインに優れた人材、生き物の描写だけは得意だと言う人材、私の職場にはこういったたった一つの能力に秀でたスペシャリストがそろっています。しかし個人個人で能力に偏りがあるために、チーム全体で仕事をして初めてその真価が発揮されるのです。

今一度基本に立ち返り、個々の能力を補い合いながらより有効活用できる、会社全体のチームプレイを重視した経営戦略を海外に発信していくことが大切であると、日々考えています。

2014.06 (Neetsnep-LS)